2018/2/16

実践コーポレート・ファイナンス入門(徳崎 進)

財務管理ないし経営財務は、株主価値向上を使命とする経営管理者に、価値の源泉を明らかにするとともにその向上のためのツールを提供する実践的な分野です。本講義では、ファイナンスの基本的な理論と手法を抽出し、講義と演習を通じて平易に解説します。

【講師】

徳崎 進

公共経営学修士(MPA)ハーバード大学 博士(経営学)甲南大学
米国公認管理会計士(CMA)・米国公認財務管理士(CFM)

2005年より現職。専門は管理会計学。日本管理会計学会関西・中部部会会長。大手私鉄グループ、米欧の巨大金融機関、世界ビッグ4会計事務所国際組織の管理職等を経て教育・研究に専念。四半世紀にわたる「VBM(価値創造経営)」探究を具現した研究で専門分野の著名2学会より日本管理会計学会2012年度学会賞(文献賞)ならびに日本原価計算研究学会平成24年度学会賞を受賞。英語による会計学・経営学教育の発展にも注力し、学内外で多くの英語授業を担当。英国国立ウェールズ大学講師(2004年~2005年)、東北大学客員教授(2017年~2019年)、台湾国立中正大学兼任教授(2020年~2022年)などを務めた。日本管理会計学会関西・中部部会評議員(2007年~現在)、アジア太平洋管理会計学会(APMAA)運営委員(2012年~2014年)、IMA(米国管理会計士協会)西日本支部副代表(2018年~2020年)、日本管理会計学会関西・中部部会副会長(2020年~2023年)等を歴任。関西学院中学部・高等部・大学(商学部)卒。主な著書・論文に、『ファイナンシャル・マネジメント・ハンドブック』(東洋経済新報社、2002年)、『VBMにおける業績評価の財務業績効果に関する研究』(関西学院大学出版会、2012年)、『ビジネスパーソンの創造性マネジメント』(中央経済社、2024年)などがある。

主な担当科目:管理会計論、意思決定会計論、企業ファイナンス、創造性マネジメント

【受講をお勧めしたい方 】

・コーポレート・ファイナンスを本格的に勉強したいと考えている初学者の方。
・現在あるいは将来の管理職としての職務に役立てるべく、今日の企業財務の問題に関する理解を深めたいと考えている方。

【カリキュラム】

第1回 2019年2月3日(日) 12:15~14:45
企業財務理論の前提

効率的資本市場仮説、リスクとリターン、ポートフォリオ理論などの学習を中心にファイナンスの基本原理を理解する。

第2回 2019年2月3日(日) 15:00~17:30
投資の意思決定

プロジェクトの評価に適切なキャッシュ・フローの算定及び投資評価の各手法の理論・計算法について学ぶ。

第3回 2019年2月17日(日) 12:15~14:45
資金調達とペイアウトの意思決定

MM理論、資本コスト、最適資本構成、配当/自社株買い政策について学習する。

第4回 2019年2月17日(日) 15:00~17:30
企業価値の評価

FCF(フリー・キャッシュ・フロー)およびEVA(経済付加価値)に基づいた企業価値の算定に関して、理論と活用法を学ぶ。

※本講座のお申込受付は終了しました※