2017/10/19

慣れでこなす毎日に芽生えた危機感。 仕事をもっと好きになるための一歩が大きな変化に

永田 彩さん

Aya Nagata

関西学院大学大学院 経営戦略研究科 会計専門職専攻(アカウンティングスクール) 2017年3月修了

旭化成株式会社 繊維事業本部

数字とは無縁だった私がまさかの経理に配属。3年ほど経ちそれなりに業務をこなせるようになった頃、自分が「慣れ」や「社内ノウハウ」で仕事をしていることに気付き、小さな危機感が芽生えました。「このままではいけない。何か学ぶことで刺激をもらい、仕事に変化をもたらしたい」そう思ったのが入学を考えはじめたきっかけでした。

会計を本質から学び、仕事にも役立てたかった私にとって関学AS(アカウンティングスクール)は魅力的なカリキュラム。理論と実務のバランスが良く、どちらも日々の仕事に活かされています。理論や制度はその成り立ちや背景を学んだことで、社内の会計ルール等に対しての理解が深まり、盲目的にルールに従うのではなく、考えて行動に移せるようになりました。また実務では、以前は機械的だった計算仕事も、「より効率的にするには?」「もっと正確に行うには?」と、新たな方法を考える助けになっています。これはASで基礎と応用を叩き込まれ、「自分で考えてみる」くせが身についたおかげですね。仕事から会計の世界に入った私にとって、講義で学んだ理論が実務と結びついた瞬間は、パズルがぴたっとハマったような気持ちよさ。さらに仕事の新たなアイデアへと繋がったときにはもっとワクワクします。

 

入学して大きく変わったのは、仕事に取り組むモチベーションですね。私が思う関学AS最大の魅力は、一緒に学ぶ仲間。職種、経歴、年齢、様々なバックグラウンドを持つ人たちと席を並べた日々は、大いに刺激的でした。パワフルな彼ら彼女らと話すうちに新たな視点を発見し、目の前の仕事に追われて狭くなっていた視野がぐんと広がったように思います。そして、「仕事が増える=新しく学ぶことが増える」という考え方になれたこと。大げさに聞こえるかも知れませんが、これは私にとって目の前に見える世界が変わったというくらい大きな変化でした。

入学前までは仕事との両立で悩んでいましたが、ここで手に入れた新しい世界は、会社で仕事をしているだけでは出会えなかったもの。社会人として働きながらだからこそ得られる学びがありますので、ぜひ多くの人にチャレンジしてほしいと思います。