2020/1/7

医療キュレーター実践会 第29回セミナーのご報告

医療キュレーター実践会では、医療、介護、健康、まちづくりの分野における新たな取り組みについて学ぶセミナー、自分で実行していける力をつけるためのワークショップ、メンバー同士でテーマを持ち寄り課題解決を実践していく、という取り組みを行っています。

今回は“医療介護の生産性向上“というテーマで、「医療介護全般の生産性向上」の視点で、産業医科大学医学部准教授で医師の丸山崇氏に、後半は「介護業界における生産性向上の実践」に関して株式会社トラピ代表の鎌田大啓氏にご講演いただきました。

生産性向上は、医療・介護分野を聖域にすることができないほど日本全体の喫緊の課題です。これを医療・介護業とそれ以外の業界の方々がフラットに話せる当研究会において、学び、考え、議論することができたことは有意義でした。

働く意義を問い直し、生産性というよりも価値を向上していくことが求められており、これは一般企業も医療介護も違いがないと思います。

社会全体の変革は、一番大変であったり、困っているところから起こるのかもしれません。そう考えると人手不足が深刻な介護業界から、社会システムに影響を与えるようなイノベーションが起こる予感がします。