2020/1/7

第129回イノベーション研究会 & 第28回医療キュレーター実践会のご報告

ともに玉田教授に顧問をしていただいている、イノベーション研究会と医療キュレーター実践会の合同企画もだんだん増えてきました。

今回は10月26日(土)に「アートとデザインで変えよう!わたしたちの未来の医療」というテーマでNPO法人 まもるをまもる代表理事の大浦イッセイ氏と、同じく代表理事森ノ宮医療大学 准教授の西垣孝行氏にレクチャーとワークショップを行っていただきました。お二人は、私たちの命を守ってくれている人たちを守る、というコンセプトで「まもるをまもる」というNPOを立ち上げられたアーティストと臨床工学技士さんです。
医療現場で困っていてもそれを表出できないでいる点に着目し、写真で送ってもらうことで困りごとを共有する仕組み、疑問を言葉にできるミニトレーニングなど、アートを活用した取り組みをお聞きしました。
また、実際に新しいことを前に進めていくためにエフェクチュエーションの考えを活用していることも実例を交えてお話しくださいました。
AEDの写真を用いて、医療従事者とそれ以外の人たちが課題を発見、共有し解決に導くプロセスをシミュレーションするといった盛りだくさんの内容でした。
今話題のグラレコは、レイチェルさんが飛び入りで実演してくださいました。

医療の中と外には壁があるようですが、多様な人が集まればその壁を超えていけそうだ、ということを感じることができました。
この様な取り組みを今後も続けていきたいと思います。