2019/9/20

医療キュレーター実践会 第26回セミナーのご報告

医療キュレーター実践会では、医療、介護、健康、まちづくりの分野における新たな取り組みについて学ぶセミナー、自分で実行していける力をつけるためのワークショップ、メンバー同士でテーマを持ち寄り課題解決を実践していく、という取り組みを行っています。

医師であり、ホテルなどの経営者でもある細谷拓真先生に、秋田県横手市からわざわざお越しいただき、「人生100年時代のまちづくり投資とは」としてご講演いただきました。

「この街で子供を育てたいと言われる街」をコンセプトに実践されているまちづくりと医療の最前線でのご経験と、それってこういうことだろう、という意味づけも聞け、理論と実践が一度に学べる貴重な機会となりました。

医師と事業家の要素が絶妙に絡み合って独特の“細谷節”が紡がれていて、活動や考え方のお話が説得力に溢れています。
懇親会では細谷先生の本当の実力発揮!?でまちづくりの実践者である参加者と深い対話が終わりません。
まだまだ聴きたい!という人が、関西に細谷先生をお招きしたいと企画されそうな予感。薬を処方するように、社会との関わりを医師が処方するという “社会的処方”の話を少しだけお聞きできましたが、これこそがAIに取り替えられない“医師という専門職”の根源的価値だと感じ、もっと聞いてみたいと思いました。

心の火をつけて回っておられる細谷先生、今回は関西にたくさんの種火をつけてくださいました。この火を絶やさぬように、皆で学びを実践につなげたいと思います。