2019/6/24

イノベーション研究会 第125回セミナーの報告

今回のイノベーション研究会は、会が始まってから初めての“企業様からのガチな課題の解決に取り組む”というワークショップでした。会場もいつもの関学梅田キャンパスではなく、大和リース様の大阪本社の会議室を借りて実施されました。

日 時:2019.6.15 13:00~17:00
参加者:15名
テーマ:大和リースのオフィス空間コンセプト「ヴェルデニア」のヒットビジネスを考える。

事務局から今回の研究会の開催趣旨の説明があり、続けて大和リース様からプロポーザルがあり、その後、全員でヴェルデニアを見学。IBAでは通常、21週63時間かけて学ぶところを、今回は4時間で駆け抜けるという挑戦的なワークとなりました。
見学後は休憩もなく3チームに分かれて、早速ワークに突入。ヴェルデニアのバリューグラフからインサイトを得て、それを基にヴェルデニアの価値の再定義を行いました。ブレーンストーミングでアイデアを出した後、二軸図を使ってカテゴリー分け。肝はどんな二軸にどんな意味を持たすかということ。各チームともイノベーティブな二軸を設定していたので、ここで新たなインサイトを得ていました。そして今度は、これまでに得たインサイトを利用者目線で深掘りしながら提供価値を考え、最後にCVCAを駆使してソリューションコンセプトを提示しました。

当初は、参加人数が集まらず、ヤキモキしましたが、最終的に15名の精鋭に集まっていただき、予定の時間内に次につながるソリューションを提案することができたことが最大の収穫でした。
大和リース様からの総評も好評で、次回は同社の若手社員も交えて、SDMを使ったワークショップの開催を依頼されました。

一丁目一番地として、我がこととして考えることの実践ができた良い研究会であったと考えています。

(会員番号131 亀田祥之)

今回も「大人の学びと子供の学びを両立する」裏テーマの実践として、小学校1年生の息子を参加させていただきました。
ワークショップ中にうろちょろしたり何かとご迷惑をおかけしましたが、かたや、いつにも増して無心で勉強ドリルに取り組む姿がありました。やはり大人が真剣に楽しく学ぶ背中を見ることは子供にとっての大きな学びの動機づけになるようです。

(運営部 下川哲平)