2018/11/29

イノベーション研究会 第117回セミナーの報告

新規事業を新しい働き方で実践し、社会に貢献するスキームを学ぶ、第117回『KAIZEN×生産性向上×働き方改革=イノベーション創出!』

自動車業界を中心に、会社員・大学院講師・起業家・大学院学生・現役陸上自衛官・・・等など、バラエティー豊かな顔を持ちながら多方面で活躍されている大岡明氏をお招きして、(一応)本職であるKAIZENの実際のケースを基にあらゆる業種での生産性改革とイノベーション創出に役立つ考え方を学びました。

経営学の基本であるテイラーの科学的管理法とサーブリック分析の違い、カイゼンと管理の違いなど、物事の定義から説明していただき納得の連続でした。

大岡氏の凄さは、保守的な自動車業界の企業に勤めながら、人並み外れた度量と起業家マインドを持って次から次へと新しい取り組みを起こし、そして成功させていることです。自社が簡単には認めないような新事業を、まず自ら別会社を作って成功させてから、「やりたきゃやらせてやるよ」と言わんばかりに取り込ませるなど、恐るべき行動力と大胆なアプローチでビジネスを展開されています。

イノベーション研究会では、起業家の行動様式としてエフェクチュエーションを学んできましたが、大岡氏はまさにその生きた教材のような方です。

目的を達成するために、状況に合わせてしなやかに道筋を変えながら、スピード感を持って物事を進めておられる点に大きな刺激を受けました。参加者からは「時間が経つのを忘れた2時間でした」という声が出るくらい示唆溢れる楽しいお話でした。懇親会でも話が尽きず、異例の3次会に突入する刺激的な会となりました。

イノベーション研究会では、常に最先端の取り組みを行っており、今回はメンバーの子どもさんと一緒に学びました。大人が真剣に学ぶ場では子どもの学びを促進させることが出来ます。今後も大人も子どもものびのびと学べる社会のためのプロトタイプを作っていきたいと考えます。