2018/11/14

イノベーション研究会 活動報告

世界でも異質の電脳国家エストニアの秘密に迫る
第116回 北欧エストニアから学ぶ未来の社会システム
~歴史、企業、医療などの視点から~

異次元のIT国家エストニアについて、株式会社参謀s 代表取締役 日高義雄氏よりすばらしく示唆深いお話を拝聴することが出来ました。
日本では到底出来そうにないと思ってしまうような先進的で挑戦的な試みが国家規模で行われています。
ではなぜエストニアに出来るのかというと、単に仕組みの斬新さでだけではなく、国の成り立ち、歴史と時代背景、そこで形作られた国民の人生観にまでシステムが及ぶことがよく理解できました。

仮にエストニアと同じ質的成果を得ようとする場合でも、主構成要素たる日本と日本国民の文化背景、人生観などに応じた異なるアプローチを取らなければならないので、独自のシステム設計と創造が必要という示唆を得ました。

エストニアを真似るとすると、それは「社会システム」のコピーではなく、目的を設定し、それに基づいて社会システムを設計するという「アプローチ」を対象にすべきだという気づきを得ました。
日常業務に追われるとプロジェクト推進に気を取られて当初の目的を見失いがちになります。それではダメだ!ということを気づきから、頭を殴られたような衝撃を受けました。