2018/5/23

名著講読会Ⅱ(東京) 5月例会のご報告

快晴に恵まれた5月20日(日)、日本橋にて名著講読会Ⅱ(東京)の定例会が開催されました。

取り上げるのは野地秩嘉著『トヨタ物語(強さとは「自分で考え、動く現場」を育てることだ)』(日経BP)。まずは全員で自由に読後感を共有します。以前読んだ本との比較も行います。

森一彦教授が、トヨタの歴史と産業発展(世界と日本)の歴史を重ね合わせ、「これからのビジネス/世界の見方」をレクチャー。IBAで学んだことが血の通った知識に変わる瞬間です。思わず鳥肌が!!!

課題図書は「トヨタ生産方式が出来上がるまで」の歴史をたどったノンフィクションですが、この日の主なテーマは歴史そのものではなく、「では、今後どうなるのか」でした。

トヨタはどこに進もうとしているのか。トヨタの未来はどこにあるのか。

この問いに対して、森教授が「トヨタが今後とろうとしているビジネスモデル」について、貴重な非公開スライド(!)を交えて話してくださいました。非公開なので内容は伏せますが、非常に刺激的で全員大興奮!!!

会の午後もカフェで、また居酒屋に場所を移して、「メーカーの未来」や「社会の未来」について活発な議論が交わされました。笑いの中にも気づきがあり、充実の一日となりました。

次回は7月22日(日)。テーマは「名著+(新時代の)スタートアップ」
『ピーター・ディール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望』を取り上げます。

https://www.honyaclub.com/shop/g/g19196136/
AMAZONでの説明を一部引用します。
フェイスブックを最初期から支える超大物投資家。
テスラ、ユーチューブ、リンクトインなどの名だたる起業家を輩出したペイパルの伝説的
共同創業者。
ドナルド・トランプを意のままに操り、「影の米大統領」(ポリティコ誌)とささやかれる
テクノロジー政策顧問。
スタンフォード大学を震撼させた自由至上主義哲学者。
そして、シリコンバレーの頂点を極めながら、誰よりもシリコンバレーに絶望している男
――。
ジョブズ、ザッカーバーグを超える無敵の男、その全戦略と破壊的思考にせまる初の本!

・なぜ彼は革命的決済サービス「ペイパル」を成功させることができたのか?
・なぜ「ユーチューブ」「テスラ」「リンクトイン」などの名だたる創業者を輩出できた
のか?
なぜ「フェイスブック」の可能性をいち早く見抜けたのか?
・CIAやFBIを顧客にもつ謎のデータ企業「パランティア」を創業した理由とは?
・トランプを支持し、テクノロジー政策顧問を引き受けた真の狙いとは?
なぜ世界に「自由」と「テクノロジー」が必要なのか?
なぜシリコンバレーの頂点を極めながら、シリコンバレーにイラ立ちつづけるのか?

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名著講読会は自由でオープンな研究会です。ぜひお気軽にご参加ください。

活動について、詳細はFacebookをごらんください。

https://www.facebook.com/groups/352950658460924/

名著講読会Ⅱ    相島淑美