2017/10/19

公会計科目が充実した関学アカウンティングスクール

公会計とは、政府・地方自治体という官庁、学校法人・社会福祉法人・医療法人などの非営利法人を対象とした会計です。関西学院大学アカウンティングスクールの特長のひとつが公会計科目の充実なのです。

現在、国家公務員・地方公務員、非営利法人職員、そして国税専門官などの公務員を目指す学生が、公会計関連科目を履修しています。さらに、これから公認会計士・税理士という会計専門職を目指す学生、企業に勤める学生なども履修しています。政府・地方自治体はもとより、各界において公会計を学ぶ意義が実感されるとともに、本学アカウンティングスクールで学ぶメリットが理解されているのでしょう。

公務員が公会計を深く学ぶ意味は、国・地方の公会計改革の進展など、公会計改革の急速な展開が背景にあります。官庁会計という企業会計とは異なる世界に、複式簿記・発生主義が導入され始めたのです。これから公務員を目指す場合にも、企業会計の理解に関連付けて公会計を事前に学んでおくことは、とても重要でしょう。また、非営利法人では、会計の改革・外部監査の進展などから、公会計とともに、企業会計・監査の知識を深めることがますます重要になってきています。

実は、会計専門職を目指す皆さんにとっても、公会計との関係は日増しに高くなってきているのです。公会計改革をはじめ行政改革の進展には会計専門職の支援が不可欠だからです。加えて、規模の大きい地方自治体には、会計専門職による外部監査が義務付けられていることが挙げられます。

また、企業の中で会計能力を高めたい皆さんにとっても、民間委託、PFIなどの官民連携の規模が拡大してきていることから、官庁の会計規律を理解することが不可欠になってきています。

こうした背景から、アカウンティングスクールで開講している公会計関連科目は、公会計論、国際公会計論、非営利法人会計論といった基礎科目に加えて、さらに、管理会計の視点から官庁改革を考える公管理会計論、官庁の監査の概要を学ぶ公監査論などがあります。さらに、政府・地方自治体の仕事についての理解を深めるため、公共政策論、財政学などの科目も開設されています。

今こそ、本学アカウンティングスクールでの学びによって、企業会計と公会計という会計の広い領域に目を向けられるチャンスです!

稲沢 克祐

博士(経済学)関西学院大学

東北大学大学院教育学研究科博士課程中退。現在、会計に強い公務員を目指すプログラムを担当。群馬県庁にて、地方税、予算編成(財政課)の仕事に従事。英国に2年間駐在した後、四日市大学総合政策学部を経て現職。英国自治体の行財政改革を研究テーマとし、実践活動としては、外務省政策評価アドバイザリー委員、総務省 地方公会計の活用のあり方に関する研究会委員、名古屋市行政評価委員長、川西市経営評価委員長など、国、自治体にて、数多くの公職を歴任。主な著書に『英国地方政府会計改革論』(ぎょうせい、2006年)、『公会計(新訂版)』(同文舘出版、2009年)、『自治体歳入確保の実践方法』(学陽書房、2010年)、『増補版 行政評価の導入と活用』(イマジン出版、2012年)、『自治体の財政診断と財政計画』(学陽書房、2013年)、『一番やさしい地方交付税の本』(学陽書房、2016年)、『50のポイントでわかる 地方議員 予算審議・決算審査ハンドブック』(学陽書房、2018年)がある。

主な担当科目:公会計論、財政学、経済学