2019/7/25

医療キュレーター実践会 第22回セミナーのご報告

医療キュレーター実践会では、医療、介護、健康、まちづくりの分野における新たな取り組みについて学ぶセミナー、自分で実行していける力をつけるためのワークショップ、メンバー同士でテーマを持ち寄り課題解決を実践していく、という取り組みを行っています。

今回は関西学院大学経営戦略研究科を2013年に修了後インドネシアにわたり、インドネシア介護人材の日本での活用に取り組まれている吉渡剛氏に話題を提供していただきました。吉渡氏は日本の介護人材不足とインドネシアの貧困問題をマッチングさせることで一度に解決しようと奮闘されています。インドネシアという国の宗教や特性と、受け入れる側の日本の制度変更など貴重な最新の情報を伝えてくださいました。

その後、関学ビジネススクール医療経営プログラムにて指導をしていただいている坪 茂典先生(社会医療法人愛仁会高槻地区事業統括部長・社会福祉法人愛和会本部統括部長)にも飛び入りでミニレクチャーをしていただくことができました。愛仁会では他の2法人とチームで外国人人材の育成を行っておられます。日本人が現地へ出向いて指導することにより、自身のスキルアップになったり、現地の人が日本に来た時も知っている人がいて安心して働けるというメリットがあるなど、さまざまな工夫について惜しげもなく教えてくださいました。

テーマが外国人人材の活用ということで、医療にとどまらず、人手不足に悩む建設やホテルなど他のサービス業に従事する方も参加いただくことができました。社会課題に医療キュレーター実践会らしいアプローチができたことを嬉しく思っています。