2017/10/19

関学IBAの自治体・医療・大学経営プログラム

自治体・医療・大学経営プログラムは、ビジネススクール6番目のプログラムとして2014年度に誕生しました。通常、公共プログラムと呼称されているプログラムですが、関学ビジネススクールの公共プログラムは、自治体経営・医療経営・大学経営の3つに焦点を絞って講義や演習を開講しています。日本のビジネススクールは、民間企業のビジネスを対象に履修科目を設定しているところがほとんどですが、関学ビジネススクールは欧米のビジネススクールと同様に、プライベート・セクターとパブリック・セクター双方の講義科目がそろっています。

受講生には自治体職員、地方議会議員、ドクター、ナース、検査技師、私立大学の幹部職員のほか、民間企業の広告代理店の幹部やプロ囲碁棋士などもおられます。自治体・医療・大学経営プログラムでは、パブリック・セクターのビジネスを通じて社会貢献を実現する人材の育成を目指しています。とりわけ、大学院生の自主性を重視した論文指導を通じて、2年間の学業の成果を課題研究論文として集大成することに、力点を置いた指導を行っています。

石原 俊彦

博士(商学)関西学院大学 公認会計士

総務省地方行財政検討会議構成員、内閣府第30次地方制度調査会委員、名古屋市交通事業経営健全化委員会委員長、奈良市監査委員など、政府と地方自治体の公職を多数歴任。現在も長野県行政機構審議会会長や豊橋市公契約審議会会長を務める。公認会計士の資格を持ち2011年から日本公認会計士協会本部理事を1期務める。国際活動として英国勅許公共財務会計協会(CIPFA)本部理事兼日本支部長。英国の公共部門に幅広いネットワークを持ち、2007年から5年間英国バーミンガム大学客員教授。国際公会計学会会長(2013年8月~2016年8月)。第24回日本公認会計士協会学術賞(1996年)と第12回日本内部監査協会青木賞(1999年)を受賞。

主な担当科目:会計学、公共経営論、公共政策