2023/3/10

イノベーション研究会

イノベーション研究会では、定例会での講義やディスカッションによる学びや参加者同士の交流、議論など、

・テクノロジー・イノベーション(技術革新)
・ビジネスモデル&プロセスイノベーション(仕組み革新)
・ヒューマン・イノベーション(人間関係革新)

といった事象を“イノベーション視点から”捉え直す、「場」を提供します。

また参加者は、気づき・学びを得て、自分なりのイノベ―ションを具体化して実践に繋げていくことに、取り組みます。そういった事例を会に循環していく事で、会の効果がより実践的に高まり、ひいては会の活性化や継続に繋がっていくと考えます。

研究定例会の形式は、

1〈Teach〉講義(新知識の習得)

2〈Talk〉対話会・トークセッション(知識深耕)

3〈Training〉実践・ワーク(知識実行)

それら1〜3を〈Total〉で実践的に学ぶ、合宿(総合力)
などがあり、毎回、積極的な参加者によって、活気のある会が開催されています。

■参加対象者

・イノベーションに対して深い関心を持ち、積極的に発言や情報提供して頂ける方
・継続的に学び続ける意志を持っている方
・メンバーに貢献しようという気持ちを持っている方
が、参加条件です。商業的目的のみで参加される場合は、お断りしています。

メーリングリストで、連絡や情報交換を行っています。
メーリングリスト登録には、“Webからの申し込み申請”と、“実際に定例会に一度でも参加して頂く”ことが必要です。
研究会メーリングリストに登録された時点で、メンバーです。

■研究実績

定例会は、概ね1~2ヶ月に1回の頻度で、主に関西学院大学 大阪梅田キャンパスにて行っています。2009年の活動開始から、定例会開催は既に100回以上となりました。

また、会での発表を積極的に取り組んでくださる、イノベーション精神にあふれるメンバーや、忙しい時間を割いて貴重なご講演をして下さる企業社長や事業経験者、学識者、実践的なイノベーターの方々のおかげで、開催頻度は増加傾向です。

今夏は、立命館大学の学生達(非社会人大学生で、いわゆる学部大学生です)と共同で合宿を行いました。基調講演が二部、行われ、その後は学生と一緒にビジネスモデルを考える実践的なチャレンジを行いました。アンケートの結果、参加者はほぼ全員が大いに満足した合宿でした。

【担当教員】

玉田 俊平太

博士(学術)(東京大学), MPA(ハーバード大学)

ハーバード大学大学院にてマイケル・ポーター教授のゼミに所属、競争力と戦略の関係について研究するとともに、クレイトン・クリステンセン教授からイノベーションのマネジメントについて指導を受ける。筑波大学専任講師、経済産業研究所フェローを経て現職。その間、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員、東京大学先端経済工学研究センター客員研究員、文部科学省科学技術政策研究所客員研究官を兼ねる。研究・イノベーション学会評議員。元日経ITイノベーターズ会議アドバイザリーボードメンバー。日本経済学会および日本知財学会会員。平成23年度TEPIA知的財産学術奨励賞「TEPIA会長大賞」受賞。著書に『日本のイノベーションのジレンマ破壊的イノベーターになるための7つのステップ』(翔泳社、2015年)、『産学連携イノベーション―日本特許データによる実証分析』(関西学院大学出版会、2010年)、『イノベーション論入門』(中央経済社、2015年)、『イノベーション政策の科学:SBIR政策の評価と未来産業の創造』(東京大学出版会、2015年)、『巨大企業に勝つ5つの法則』(日本経済新聞出版社、2010年)、『ビジネス・イノベーション・システム−能力・組織・競争(日本評論社、2009年)』、『日本のイノベーション・システム—日本経済復活の基盤構築にむけて—』(東京大学出版会、2006年)がある。監修書に『破壊的イノベーション』(中央経済社、2013年)、『マンガと図解でわかるクリステンセン教授に学ぶ「イノベーション」の授業』(翔泳社、2014年)がある。監訳に『イノベーションのジレンマ』(翔泳社、2000年)、『イノベーションへの解』(翔泳社、2003年)が、翻訳に『BIODESIGNバイオデザイン日本語版』(薬事日報社、2015年)、『イノベーションの経営学』(NTT出版、2004年)などがある。

主な担当科目:テクノロジー・マネジメント、イノベーション経営、Product Innovation