2018/7/17

医療キュレーター実践会 第17回セミナーのご報告

医療キュレーター実践会では、医療、介護、健康、まちづくりの分野における新たな取り組みについて学ぶセミナー、自分で実行していける力をつけるためのワークショップ、メンバー同士でテーマを持ち寄り課題解決を実践していく、という取り組みを行っています。

今回は緊急企画として、『ブロックチェーン×医療』というテーマで海外から講師をお招きして、世界の最新事情を知ることが出来ました。

前半はミスビットコインの藤本真衣氏からブロックチェーンの基礎知識を伝授頂き、後半は、MediBloc社のコ・ウギュン氏に技術的なこと、自身が起業した会社が目指す「医療経験の再創造、患者さんが中心となるブロックチェーンベースの個人医療情報プラットフォームを作る」ことについてお話いただきました。

緊急企画であったにもかかわらず、参加者が新たな参加者を呼ぶ形でお声掛けいただいたことにより参加者が増え、研究者、医師をはじめ医療関係者、一般企業のビジネスパーソンなど多彩な方々約40名にお集まりいただくことが出来ました。

質疑では、医療情報の保存や活用方法、政府の取り組みの日韓の違いについてお答えいただきました。ブロックチェーンという新しい技術が万能とは言えないとしても、どう使うかは現在を生きる我々の腕の見せ所です。今回のセミナーが、自分ごととして考える一助になればと願っています。

懇親会では、日本語と英語が飛び交う中、新しい技術、次世代の社会システム、それぞれが持つ世界観を共有し、時間を忘れて語り合いました。