2018/6/18

医療キュレーター実践会 第16回セミナーのご報告

医療キュレーター実践会では、医療、介護、健康、まちづくりの分野における新たな取り組みについて学ぶセミナー、自分で実行していける力をつけるためのワークショップ、メンバー同士でテーマを持ち寄り課題解決を実践していく、という取り組みを行っています。
今回は、医療機器開発の分野で起業された循環器内科の医師、谷口氏を顧問の玉田教授よりご紹介頂き、50名近くの方と学ぶことが出来ました。

【医療分野のイノベーションについて学ぼう!!】
「日本版バイオデザイン・プログラム初の起業:革新的”遠隔”心臓リハビリテーション用機器の事業化について」
講師:谷口 達典氏
大阪大学医学系研究科 バイオデザイン学共同研究講座 特別研究員 ㈱リモハブCEO

第1部は、米国スタンフォードにおけるバイオデザインプログラムについて、玉田先生よりレクチャーいただきました。実際に訪問された時のお写真も交えて、臨場感があるお話をお聞きできました。

第2部では、谷口先生に日本におけるバイオデザインプログラムについてと、ご自身が立ち上げられた会社や事業についてお話いただきました。
心臓リハビリテーションは通院で続けるには「通う」という負担が大きく、自宅でとなるとモチベーションの維持が難しい。そこをいかにクリアするか、トライアンドエラーで進めておられる様子から、バイオデザインのプログラムでの学びを活かしておられると感じました。
医療機器開発の場合、製品化、市場開拓だけではなく「日本の医療保険制度にどう載せていくか」という課題もあります。

医師として専門領域におられても十分安泰であるにもかかわらず、谷口先生はそこから出て挑戦される勇気と行動力、社会に貢献しようとされる姿勢に感銘を受けました。
また、今後医療費の増大から全ての人が満足いくまで医療を受けられるとは限りません。そこで健康を自身でマネジメントしていくべき時代に、先生の取り組みがその先行事例であることは間違いありません。

谷口先生の挑戦を聞いた参加者の方々、お一人お一人の挑戦を期待します!!

◆次回セミナーのご案内◆
【緊急企画】
第17回セミナー:ブロックチェーン×医療 ~MediBloc(メディプロック)社の挑戦~

お申込先:https://kokucheese.com/event/index/525663/

日時:2018年6月30日(土)17:30~19:00頃
場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス14階 1405教室
講師:藤本 真衣氏(MissBitcoin)
MediBlocアドバイザー/株式会社グラコネ代表取締役
コ・ウギュン氏
MediBlocの共同創業者/事業開発理事/歯科医/
ソフトウェア・エンジニア(サムスン電子)
参加費:無料
懇親会:4,500円程度 近隣のお店で行います。
※メディブロック社の説明については英語(通訳無し)ですが、配布資料を依頼中。
問い合わせ先:m.curator2016@gmail.com (代表:奥田)

前半:ブロックチェーンの基礎知識について
後半:メディブロック社の挑戦について

【メディブロック社紹介】医療経験の再創造
患者さんが中心となる、ブロックチェーンベースの個人医療情報プラットフォームを作ります。